家づくりのアレコレ辞典Column
2023.04.10
家づくりのつぶやき
快適な暮らし方への3つの工夫 【通風編】【採光】【換気】
どんな家を建てたいか“こだわり”は十人十色ですが、「快適な暮らし」はみなさん共通して必須条件ではありませんか?
では、一体どうすれば快適になるのでしょうか?
それは家づくりの間取りを考えるタイミングで“ある工夫”をすること。
ご紹介したいポイントは3つあるので、順番にご紹介します。
1つ目は「通風※」。
※部屋の風通りの悪い所に新鮮な空気を通すこと
通風が悪いと、
■夏は特に暑い
■空気の流れが悪くなる
■湿気がこもる
など、快適ではない上に、体調を崩す原因にもなりかねません。
では、どんなを工夫すればよいのでしょうか?
まずは「窓の配置」を考えること。
風の入口・出口どちらも確保することが重要です。
出入口のサイズバランスも大切で、例えば入口が大きくても、出口が小さいと十分な通風が期待できないこともあるのでご注意を。
また、リビングなどに吹抜けを設け、上下の高さを利用した風の通り道を作ってあげるのも効果的!空気は温度が上がると上昇する性質をもっているので、吹き抜けがあると夏の暑い空気を逃がしてくれます。
風通りの良い部屋で生活するのは心地よいですよね♪
1つ目は「風通」をご紹介しましたが、セットで考えたいのが2つ目のポイント、「採光※」。
※窓から太陽の光を取り入れて部屋を明るくすること
部屋になるべく多くの光を取り込みたいものですが、必ずしも窓を大きく、多めにそして南向きに設置できるとは限りませんよね。
そんな場合には、窓の「形」と「位置」を考えても良いかもしれません。同じ面積の窓なら、ヨコ長よりもタテ長の方が、部屋の奥
まで光が届きます。また、日当たりが悪い場合には天窓という選択も。空に向かって開かれる天窓なら、方角にあまり左右されずに
光を取り込むことができます。
さらに、夏と冬で太陽高度の違いを生かした庇の設置も重要ですね。夏は日が高いため、上からの日射を避け、高度の低い冬の光を
部屋にうまく取り込める、南向きの深い庇を採用することもおススメです。
光をうまく取り入れると、快適なだけでなく、エアコンの費用も抑えられて、地球とお財布にも優しい。いいことがいっぱいです!
快適に暮らすための工夫。3つ目は「換気」について。
窓を開けて換気をしようと思っても、花粉やPM2.5が気になりますよね。ただ、閉め切った状態では、菌やウィルス、二酸化炭素、
ダニなどの様々な物質で室内環境が悪化してしまうため、やはり換気が必要。
私たちが体内に取り込む空気は、1日に摂っている水や食物のなんと約10倍!18㎏にもなるんです。
そんなに多くの空気を取り込んでいるのだから、空気環境は整えておきたいもの。
水や食物にこだわるように、これからは空気にもこだわって暮らしたいですね。
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